ホルモンとは


神戸大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科学 福岡 秀規 先生

ホルモンとは、主に内分泌臓器や組織でつくられ、血流に乗って標的器官へ運ばれて生命機能を維持するはたらきをもつ重要な情報伝達物質です。 ホルモンには100種類以上がありますが、これらのホルモンの分泌が多すぎたり少なすぎたりすると、心身にさまざまな障害が起こってきます。

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ホルモンは様々な器官で分泌調節がされていますが、なかでも脳にある下垂体は、他の内分泌臓器から分泌されるホルモンの分泌調節を行う重要な役割を担っています。 下垂体は、前葉と後葉に分かれており、どちらもホルモンを分泌しています。下垂体から分泌されるホルモンを、下垂体ホルモンと総称します。

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主な下垂体ホルモン

 下垂体前葉 

  •  成長ホルモン(GH)
  •  性腺刺激ホルモン(黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH))
  •  甲状腺刺激ホルモン(TSH)
  •  副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)
  •  プロラクチン(PRL)

 下垂体後葉 

  •  バソプレシン[ 抗利尿ホルモン、AVP(ADH) ]
  •  バソプレシン(AVP)[抗利尿ホルモン(ADH)とも呼ばれる事がある]
  •  オキシトシン

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